【イベントレポ】鍼灸師のキャリア形成を考える。前田真也氏(カリスタ / しんきゅうコンパス)

どうも、Mr.ハリックです。

先日行われた関東鍼灸専門学校でのセミナー第3部は、「鍼灸師のキャリア形成〜どういう人材が求められてるのか〜」として、カリスタ / しんきゅうコンパス の前田氏が登壇した。

▼第一部の報告はこちら

【イベントレポ】美容鍼灸の現状と今後の展望 // 前田真也氏(カリスタ / しんきゅうコンパス)

鍼灸師のキャリア形成

今回は会場の半数が学生さん。また主催が鍼灸養成校であることから、この内容に興味を持っている方は多かったのではないだろうか。またスタッフを雇用している先生方にとっても注目の内容だったと思う。

内容

・鍼灸師(全般)に必要なスキル

・開業鍼灸師に必要なスキル

・中の鍼灸師に必要なスキル

・伸びる鍼灸師のスタンス

目の前の患者様が施術者の施術に満足して、効果を感じたらまたつぎも見てもらいたい!という患者様が増えていくことが大事で、これはいち治療院だけでなく業界全体で必要なことである。

患者様を長く診れる力

[鍼灸師(全般)に必要なスキル]として、これをあげた。いろんな考え方はあるが・・・と前置きした上で、急性疾患などで、いますぐに治して欲しいという患者様を治して、一回で治すことができれば良いと思うし、そうでなくてはいけないと思うところもあるが、また何かあったときに「あの先生に診てもらおう」と思えるかどうかが大事である。

そのなかで鍼灸師が、技術や知識、コミュニケーション力などの傾聴力、ホスピタリティー、といったスキルと、これらを支える情熱をもっていることが求められる。

+経営力

[開業鍼灸師に必要なスキル] がこれである。ここの力があるかないかで患者様に一人でも多く喜んでもらえるか、いい施術を提供できるかが決まってくる。

患者様に来ていただくこと、その患者様にご満足いただけること、を徹底することで一人治療院であれば、予約は取れなくなってくる。ただここで、もっと患者様をみるというのであれば、スタッフの採用や教育、マネジメントが必要になる。その先に増床や鍼灸院出店を行うのであれば更に、このサイクルを繰り返していく必要がある。

また患者様に来院いただくキッカケとして、いまはインターネットがほとんどとなるので、ホームページを制作し、検索で上位表示されることが必要になる。

+チームワーク

[治療院に所属する(中の)鍼灸師] に必要なスキルとして、仲間から信頼される鍼灸師であることが求められる。隣のベッドの患者様に気を使えたり、施術以外のことも積極的に行えたり、表情の曇っている仲間に声をかけたり、技術練習を行ったり、一緒にご飯に行ったり・・・自分の活躍が、周囲への本質的な貢献でることを理解することが、仲間に信頼されることになり、チームワークが生まれる。自分の技術や知識だけでなく、仲間と一緒にやっていく鍼灸師が活躍できる。

伸びる鍼灸師のスタンス

患者様の人生を豊かにすることへのこだわり、そして一つ真実に対して、解釈が無数にあることを知り、ポジティブ解釈をしていくことが伸びる鍼灸師のスタンスである。そして、人や外部環境のせいにしないことで、成長が生まれ、スキルが身についていく要因にもなる。

講演を通して

第1部、第3部に登壇した前田氏。鍼灸師ではないもの、鍼灸や東洋医学への理解、そして興味、情熱も持っている。開業した治療家が組織のトップであるケースが多い鍼灸業界において、施術者より、ある意味で一般の患者様に近い感覚を持っている前田氏の『自分が患者だったらこうして欲しいな』が詰まったものが「カリスタ」であり「しんきゅうコンパス」である様に感じた。患者様やスタッフと共に、自身も成長したいというスタンスが常に見えるのも彼の魅力なのかもしれない。そうした姿が反映された「治療院」であり、それを表現できる「鍼灸師」がいることが、「カリスタ」が予約の取れない人気店であることの秘訣なのだと感じた。

これからの鍼灸院が、鍼灸師が、それぞれのスタイルを出しながらも、根底には「患者様を大事にすること」「信頼関係を築くこと」「仲間と協力し、切磋琢磨していくこと」といった常に持って歩む必要性を改めて感じた質の高い講演内容だった。

これからも、根底にある基本を忘れずにキャリアを形成していきたい。

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