訪問鍼灸をご案内するときに気をつけたいここ数年の劇的な変化

岡野浩人です。

医療保険を使った「訪問鍼灸」「訪問マッサージ」を高齢者や介護サービスをご利用されている方や、関係者様にご案内していますが、私が「訪問」をはじめた5年ほど前と、現在では状況が変わっています。今回はそのあたりをお話ししたいと思います。

 

今回お伝えすること

変化する「訪問」のご案内

介護関係者様へのご案内

ドクター、医療関係者様へのご案内

ご利用見込み者様へのご案内

これからの「訪問」ご案内はどうしたらいいのか

 

変化する「訪問」のご案内

医療保健を使った「訪問鍼灸」「訪問マッサージ」をご案内していると、5年ほど前はまだまだサービス自体をご存知ない方が多く、サービスそのものをご案内している事が多かったように思います。

居宅介護事業所、地域包括センター、デイサービスなどにお伺いして「医師の同意書が必要です」「1割負担の方で300円から500円ほどのご負担になります。」「医療保険ですので、介護保険点数を気にされる必要はありません。」などの会話をしながら「訪問鍼灸」「訪問マッサージ」というサービスをご案内していました。

しかし、最近では、「訪問鍼灸」「訪問マッサージ」の知名度もあがり、サービス内容やご利用までの流れ、また料金などをご存知の方も増えてきました。そうすると、上記のようなご案内は既に知っていることなので、わざわざ私たちの話を聞く必要がありません。つまり5年前と比べて、どんなことをするのか、何が必要なのか、どういった手順でサービスが開始されるのかなどは、ご案内しなくとも、先方がご存知のことが多いというのが実情です。

ご案内の内容も変化しているので、介護関係者様、医療関係者様、患者様に分けて、その変化と、これからのご案内ポイントをお伝えしていきます。

介護関係者様へのご案内

「訪問鍼灸」「訪問マッサージ」患者様をご紹介頂くことが一番多いのが、介護関係者様。特にケアマネージャー様です。ケアマネージャー様はここ数年でこの医療保険を使った我々のサービスをご存知の方も増え、実際にご利用者様が導入しているケースも増えています。

しかし、現場でお話を伺うと「訪問のご案内はよく来るんだけど、どこを利用したらいいかわからない」といったお声をいただくことがあります。料金も同じ、利用までの流れも同じ。その中で「治療院や施術者の色や特徴が見えにくい」というところが問題点として上がってきます。

鍼灸師やマッサージ師は、どうしても「鍼灸」や「マッサージ」をご案内しがちですが、「治療院」や「施術者自身」をご案内する必要があります。施術に関係のないことでも、例えば患者様のお話を聞くことが得意だとか、逆にお話するのが好きだとか、そう言ったことも施術者の特徴になります。そうすることで、担当しているご利用者様とリンクする確率が高くなります。

そしてもう一つ。結構有効なのが「当たり前のことを当たり前にすること」をお伝えするということです。何かと言うと「紹介したことあるんだけど、それっきりで全く連絡がない」「ご利用の様子がわからないのよね」「担当者が勝手に変わってて困った」「連絡をしたら所属している治療院が変わってた」などの声からもわかるように、紹介を受けてそれっきりになっているケースが多い様なのです!(私の周りは皆さんそんなことがないので、本当か疑問に思った程です。)

紹介していただいた患者様のご様子をお伝えする。介護職の方と連携して、おひとりの患者様の目標に向かって支援していく。など、現場の鍼灸師、マッサージ師が介護職の方と連絡や連携を取っていないとのお声を多くお伺いします。「鍼灸師やマッサージ師ってそんな人たちなんだよね」と思われていたり・・・。

だからこそ、報告連絡相談を行うことや、現場で困ったことがあったら相談したい、ということをお伝えすることも大事になってきます。毎月報告書を提出している先生も多いかと思いますが、そういうこともアピールポイントになってきます。

ご挨拶や、ご紹介いただいた事への感謝、お一人の患者様の為の連携など、在宅業務では「あたりまえ」のことも、出来ていない施術者が多い様なので、ここの問題点を自分から提示し、しっかりと行うことをお伝えすることが大事になってきます。

(因みに先日ご案内先で、鍼灸師・マッサージ師のダメ出しをされました。当たり前のことができないの?と・・・。「本当にスミマセン」と施術者を代表して謝罪させていただきましたが、この方のご利用者様の担当をされている施術者さんは、早急に対応してください。いやマジで)

せめて月に一回は患者様のご様子をまとめた「経過報告書」などをご紹介いただいたケアマネージャー様にお出ししてください。こうしたことが、次のご紹介にもつながります。

ドクター・医療関係者様へのご案内

同意書取得も関連してくるところです。ドクターや医療関係者に対しては、自分の見立てと、施術する内容、目的、計画などをしっかりとお伝えしましょう。その上で、ご指導やアドバイスをいただける様な関係を作る必要があります。

患者様から鍼灸やマッサージ施術のご依頼があっても、ドクターや医療関係者への挨拶や説明がなされていないことが多い様です。同意書は申請するのに、挨拶や連絡はない。施術の内容もわからない。誰が施術するかもわからない。こんな状況では同意書は発行していただけません。もちろん患者様をご紹介いただくこともないでしょう。

ドクターや医療関係者は、当然ながら医療行為を行っていますので、患者様に対して医療行為を行うとなると、気になるのは当然というか必然というか絶対です。自分が診ている患者様に対して、誰が、どんな目的で、何をするのか。ここの疑問を解消する必要が出てきます。

継続して治療を行う場合も当然ながら、その経過や、当初の見立てとの差、問題点なども報告する必要が出てきます。変わらない場合であっても「お変わりがない」ことをお伝えしてください。それが重要な要素であることもあります。処置や、お薬の処方など、患者様のご要望に合わせて対応されているドクターに対して、私たちが施術を行うとどうなるのか、現状やこの先のことをお伝えすることは非常に重要なことです。

平成30年10月以降は、同意書のフォーマット変更や、同意書期限の変更、継続施術の場合の報告書の添付が必要になるなど、ドクターとの連携を行う必要が今まで以上に出てきます。今のうちから、意識的にドクターや医療関係者とのコミュいケーションを意識して下さい。

ご利用見込み者様へのご案内

ケアマネージャー様、介護関係者様、ドクター、医療関係者様には「訪問鍼灸」や「訪問マッサージ」というサービスが認知され、浸透してきていると思いますが、イチご利用者様目線でみると、これまで通り「知らない」というのが現状でしょう。

街中に整骨院や鍼灸院は多く見かける様になったけど・・・ご自宅で、医療保険を使って、鍼灸やマッサージを受けることができることを知っている方はまだまだ少ないと考えています。そして、ご自身が鍼灸やマッサージを受けた方が良いという状況だと感じている人も少ないのではないでしょうか。ご家族様も同様かと思います。

ですので、介護関係者様や、医療関係者様に対してコミュニケーションを取り、自分の特徴と、自分が関わることでのメリット、そして患者様のお手伝いができることをお伝えして頂く必要があります。その先に「鍼灸」や「マッサージ」の効果、そしてご利用料金や同意書などのご利用までの流れを知って頂く必要があります。

ご利用になる見込みの方には、「自分が携わらせて頂くことで、現状の問題解決のお手伝いができること」をケアマネージャー様、ドクター、介護・医療関係者に伝えて頂き、ご興味を持っていただいた方に対して、無料のカウンセリングや説明会を実施して、詳細をお伝えするという流れを作っていく必要があります。

実際にご利用を検討している方に対して、自分自身でお伝えできる状況というのを積極的に作ることが大事です。

これからの「訪問」ご案内はどうしたらいいのか

こうしたことから、サービス内容をお伝えするよりも、「鍼灸師」「マッサージ師」の人間性やキャラクター、性格など、施術者個人をご案内していくことが必要になってきます。

同時に、ご利用を継続している方の経過を報告したり、連絡相談を行い、ケアマネージャー様や介護関係者様、ドクターや医療関係者様と密にコミュニケーションを取って、人と人のつながりを大事にしていくことが、新たな患者様の出会いにつながります。

コミュニケーションや人と人との繋がりを大事にできる「鍼灸師」「マッサージ師」は、これからも多くの患者様と出会うことになります。特に訪問の現場では、それが二極化してくるのではないかと思っています。

訪問はりきゅう上達ラボをご覧の方は、是非とも選ばれる鍼灸師、マッサージ師になっていただきたいと強く願っています。

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「経過報告」や「ご案内」に不安がある、という先生は…

ケアマネージャー様向け報告書、医師向けの経過報告書は、レセコンのフォーマットを使うと便利です。また「訪問はりきゅう実践プロジェクト」では、報告書の書き方や、内容の添削を行っていますので、ご不安がある方はご相談ください。(初回個人相談は無料となっています。)

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