訪問鍼灸2.0 [ YOU CAN (NOT) ADVANCE ]

どうも、Mr.ハリックです。

自分の意思で「訪問鍼灸」の可能性を切り開くことを選んだ私(Mr.ハリック)は、営業と、ご紹介いただいた患者様の治療を行う日々を歩んでいった。3ヶ月後には1日の半分以上の時間は治療ができるようになり、治療や無料カウンセリング、同意書取得のお手伝い、そしてケアマネージャーさんへの報告連絡など、諸処の業務と並行して、継続的な営業も行なっていた。このころになると不安も少なく「俺いけんじゃん?」という自信に近いものも生まれてきていた。

訪問鍼灸1.0 [ YOU ARE (NOT) ALONE… ]

他施術者の戦い

「訪問」を始めると、他にも「訪問」で活動をしている鍼灸師、マッサージ師の情報が入るようになってくる。自分以外の鍼灸師さんやマッサージ師さんも積極的に活動されている様子が見えてくる。成功例も失敗例も、活きた情報というのは現場で〝使える〟ものが多く、非常に参考になることばかりだ。

突然のご要望にもお答えして、なんとか現場を乗り切ってくる様子など「さすが!」というしかないようなものもあったり。キャンセルのご連絡があって、次の日のスケジュールを即座に調整して、キャンセル患者様の治療を次の日に入れたり、営業先のケアマネージャーさんから質問された事項をまとめた資料を作成して、次の日にお届けした話などは、今でも印象深くて、自分でも実践したり、他の先生に伝えたりしている。

単独で動く訪問鍼灸では(もしかしたら訪問だけでないかもしれないが)他の先生の取り組みや日々の活動というのはすごく興味があるし、引きつけられるようなものばかりだ。自分と同じように取り組んでいる事項も、客観的にみることができるので刺激的に見える。

新たな施術者

訪問で活動するようになり、かつ、これだけSNSも活発な時代になると、私(Mr.ハリック)や他の先生の活動を見て、「訪問」に興味を持つ先生や治療院さんも出てくるようになった。もしかしたら、興味はあったけどよくわからない。といった状態の先生が、訪問で活動する先生たちの様子をみて、実際に訪問を行なってみようという、より実践的な興味に変わってきたのかもしれない。そして、実際に「訪問」を始める先生、治療院内に「訪問事業」を展開する先生が現れてきた。

鍼灸院が増えている?やっぱり鍼灸師は素晴らしい仕事!!(だけど本音を言うと、開業されると困ります。)

訪問参入施術者の危機

「訪問」に参入しようとする先生たちからの連絡も増えた。どうやって訪問を始めたらいいのか、集客はどうなのか、売り上げはどうなのか、治療院のプラスになるのか・・・など。

この段階で訪問経験まだ数ヶ月の私(Mr.ハリック)は、「よしいける」と自分では思っていながらも、大変さも実感していたので、「やめたほうがいいですよ」「儲からないですよ」「最初めっちゃキツイですって」と、マイナス面を強調し、アドバイスすらしないようにしていた時期があった。

だって、現状で自分がキツイと思うものを人に勧めても、ね。という感情がどこかにあっかもしれない。しかしその結果どうなったか。よくわからないままはじめて、中途半端になってしまった先生。上手くいかずに治療院を辞めててしまった先生。訪問事業を計画するも取りやめてしまう治療院さん。。。

私(Mr.ハリック)が拒否してしまったために、他からも得ていたであろう情報を元に取り組んで、このような結果になってしまったのだろうと思う。インターネットが発達している現代は、有益な情報というのは簡単に得られる。ただそこで得た情報には感情がない。こうしたら上手くいく。いや、情報なのだからそれでいいのだと思う。

でも、私に連絡してきた先生たちは、どこかで心の葛藤があったり、私のリアルな感情や想いを知りたかったのではないだろうか。このことがしばらく私(Mr.ハリック)を苦しめることになる。

最悪の状態を回避できる可能性

自分が相談に乗っていれば、もしかしたら手助けができたのではないか。いやいや、まだまだ自分も成功なんて呼べるようなものではない。でも、少しでも相談に乗ったら、彼らは失敗せずに済んだのではないか。様々な感情が渦巻く中、それでも自分自身の患者様治療も、関係業務も、営業も行っているわけなので、『よし、他の人の話には関わらないようにしよう』とも考えていた。

そうしている間にもギリギリの状態で耐え忍んでいる先生を目にするようになる。日々の業務に困っている先生、訪問である程度うまくいっても迷ってしまっている先生、不安を抱えて過ごしている先生・・・。

「万能な人間」などいないし、「万能な鍼灸師」もいない。鍼灸師は万能であることを求められていると思いがちだけど、そんなことはない。誰かの足りないところを誰かが補う。自分の得意なところは他人の不得手。そんな想いが巡ってくるようになった。

自分の現時点での状況や、感情の変化や、気づきであっても、誰かの助けになる。自分で感じていることは、他の人が見落としている部分かもしれない。だったら、素直に伝えるだけでも十分に助けになる。

勤務鍼灸師だっていいじゃない?自分にあった働き方を考えてみよう。

訪問鍼灸1.0から訪問鍼灸2.0へ

こういう風に思いながら「訪問鍼灸」を進めていくことで、関わる訪問鍼灸師、訪問マッサージ師も増え、それぞれが最悪の事態を乗りきったり、次の段階へと進んで行くキッカケになったりと、現場の施術者同士がお互いを救い、現状を乗り切って前に進むことができるようになってきた。

こうした意識があれば、鍼灸師はもっと活躍できるんじゃないかと純粋に思っている。自分のできる範囲のものを提供し合うことだけでも、誰かの物事が前進する。その繰り返しが必要なんじゃないかな。

「自分はまだまだ」と思う鍼灸師は多いと思うけど、私(Mr.ハリック)が経験したように、自分の現状の情報や、たとえそれが感情であっても、誰かの手助けになるので、今持っているものや、感じていることを誰かに提供して欲しい。

訪問鍼灸3.0で世界を再構築

一人で全てを完結する訪問鍼灸が1.0なら、周囲の助けを借り、お互いが補完しながら訪問鍼灸は2.0と言える。そしてその訪問鍼灸2.0ができる環境を作り出せるかが今後の鍵になってくる。

この環境に身を置いた時に、訪問鍼灸2.0の状態になった時に、今までと全く違うものが見えるようになる。

それでも登場人物は「あなた」であって、そこは何も変わることはない。ただ、周りの環境が全く違う可能性すら出てくる。ある隣の「鍼灸師」が、「鍼灸師」とは全くことなるキャラクターとして自分の目の前に現れることだってあるのだ。周囲の景色が変わった時、それは訪問鍼灸3.0ともいえる状況ではないだろうか。

訪問鍼灸3.0の状況、そして環境を、ご自分の目で是非見てほしい!

では!

個人ブログで1万PVまでの道のり〜とある鍼灸師個人ブロガーの基軸〜

訪問鍼灸の営業で心が折れそうになったら見て欲しい