鍼灸学校で『治療院で導入できるヨガ』の『授業』が開催されると聞いて、行ってきたら、とっても大事なことに気づいたハナシ

どうも、Mr.ハリックです。

鍼灸院をはじめとする、治療院、サロンも多様化し、各治療院さんの色を出しながら様々な取り組みをされているのを日々目にする。治療家としては、他院の取り組みはとても気になるところ

それは、学生さんも同じだと思っている多様化する業界、社会において、卒業してからの活動や、また開業してからのイメージを持つには、現状の鍼灸学校のカリキュラムでは足りないとも感じている。

それを強く感じている学校の先生方もいて、課外授業やイベント、また先生が率先した形でアクションを起こしている。今回は幕張にある『関東鍼灸専門学校』で、メディカルヨガの課外授業が実施されるということで、早速現地に赴いたので、レポートしたい。

メディカルヨガ、とは?
『自身の感覚を呼び覚まし、体がもつ本来の力を使えるようにする事』をメインとした独自のプログラムで、患者様お一人お一人に合わせた内容を、治療家の視点を取り入れて、治療にプラスしてご提案する『ヨガ』である。

現在の治療院では、治療を実施することが主となっており、患者様自身が、ご自身のお身体を正しく理解して解決に向けたプロセスを歩むことができていない。症状があるのが当たり前だったり、なぜ痛みが出ているのかを理解せず、単純に『治療をしたらいい』というマインドになってしまう。

このメディカルヨガを、治療と組み合わせてご提案することで、患者様が自分のお身体と向き合う時間が生まれ、どこが痛いのか、本当はどんな悩みがあるのか、自分がどうなりたいのか、など、治療を行う為の根本的な問題点に、患者様自身が気づくことになる。こうすることで、目標や結果が明確になり、治療を含む日々のケアに対しても積極的になり、効果が出やすくなる。これは非常によい考え方だと思う。

メディカルヨガを行うメリット(治療家目線)
鍼灸師をはじめとする治療家が、治療院のメニューとして、メディカルヨガを取り入れる最大のメリットは、患者様のお身体を診て、理解した上で、プログラムの作成をしたり、患者様に注意事項を正しく伝えることができる。という点である。これにより、患者様は安心して、安全な『ヨガ』を実施することができる。

あくまでも、治療の補完としてのヨガであるので、本格派のヨギさんからしたら、ツッコミどころも多くあるかもしれない。しかし、重要なのは『患者様が自分と向き合う時間を提供すること』にある。

メディカルヨガを行うメリット(患者様目線)
ストレス社会において、また多忙な現代において、自分自身と向き合う時間というの、意識しなければ確保することはできない。いや、意識しても難しいかもしれない。治療院に来院される患者様というのは、何かしらの悩みを抱えている。ということは、やはり自分自身と向き合う時間が必要だとも言える。メディカルヨガを行いながら、どうしたら自分が楽になれるのか、何を解決すれば悩みが和らぐのか、ということを知ることで、治療の効果がより得られるだけでなく、問題の根本解決にもつながり、日々の生活の質をグッと向上させることができる。

なぜ『治療』を行うのかを根本から考えるきっかけに
患者様がいかに問題解決を行なっていき、そのプロセスを提供できるか。今回参加して、治療家として、一番大事なことを思い出した。『治療』は、行うことが目的ではなく、患者様の問題解決や、悩みの軽減すること。なぜ『治療』を行うのかを、治療家自身も、今一度考えて欲しい。目の前の患者様が、なぜ自分を選び、治療院を選び、治療を行いたいのか。メディカルヨガを導入すると、患者様の想いが、より感じられるのではないかと思った。そして、患者様と治療家の、お互いの想いをつなぐ架け橋となりうるのではいだろうか。

学生時代に知ることの重要性
今回の関東鍼灸専門学校さんの取り組みは、非常に意味があり、興味深く、これからも必要な『授業』だと感じる。冒頭にもお伝えしたとおり、現在進行形で、治療院さんの取り組みや、こうした『鍼灸以外』のことはなかなか知る機会がない。でも学生さんは知りたがっている。様々な取り組みを、見て、聞いて、感じて実感することで、資格を取ってからのイメージを持ちやすくすることや、自分がどういった方向で活動していけば良いのか明確な指標になりうる。多様化した社会の中で、また新しい価値観に変わりつつある世の中で、これからの鍼灸師に求められることは、残念ながら学校教育のカリキュラムにはない。だからこそ、こういった機会に、学生時代に『知る』ことが必要だと強く感じている。そしてその機会を作っていく必要が今後はより求められるのかもしれない。

2月、3月もこのメディカルヨガのワークショップは関東鍼灸専門学校で実施予定だ。
外部参加も可能なので是非ともチェックして欲しい!

では!