【学校では教えてくれない?】クラウドファンディングやSNSについて、鍼灸学生に講義した先生が話題に!!

どうも、Mr.ハリックです。

鍼灸養成校でのカリキュラム変更が迫る中、専門的な知識だけでは『鍼灸師』が世の中をうまく渡っていくことが難しくなっている現状が見え隠れしている。そんななかでも各学校の先生方も様々な活動を行い、時に課外事業のようにカリキュラム以外の講義を実施されているところも出てきている。

先日は、業界に現れた『革命のファンファーレおじさん』が、鍼灸養成校で『クラウドファンディング』の講義をされたとか!これはさすがに『黄帝内経』をはじめとする『古典』や、専門学校の教科書、カリキュラムでは絶対に学べない内容だ。

 
 
当日は、甲野先生によるSNSの利用など、治療院経営につながるお話もあった様で、なかなか濃い講義だったようだ。
 
▼詳しくは是非リンク先で確認して欲しい

こういった、新しいことへの取り組みというのは、どうしても遅れがちな業界ではあるのだが、アクションを起こした先生のパワーと、協力する方々とのシナジーで、より大きい流れになっているようだ。

▼当然(?)この方も、ブロガーが使える物理攻撃を仕掛けて参戦!!

革命のファンファーレおじさんが当日の様子を振り返る(FBより引用 ※許可を頂いております。ありがとうございます。)

12/19(火)に東京医療専門学校教員養成科の2年生のクラスで、90分の講義を担当させていただき、60分私が、30分同じく養成科OBの甲野先生が担当するという、特別授業を行わせていただきました。

テーマは、
「クラウドファンディングとSNSを活用したコミュニティづくり」

甲野先生がしっかりブログで紹介してくださったので、蛇足とは思いつつも、お世話になった先生から、記録をシェアしてほしいというお声がけもいただいたので、なぜかクリスマスイブの夜に、記憶を掘り起こして書いてみようと思います。

きっかけは、「訪問鍼灸上達ラボ」の岡野先生とツイッターでやり取りする中で、「もっと養成校を巻き込む必要がある」という話になったことです。その時に、10年以上にわたってお世話になってきた、呉竹の教員養成科長の中村先生に相談すれば何とかなるかもしれない、と思い付きました。

さっそく中村先生にメールで相談。最近行ったクラウドファンディングの延長で、「革命のファンファーレ」を寄贈したい、できれば少しお話させてほしいと恐る恐る希望を伝えたところ、すぐにご快諾いただきました。

そこで、教員養成科に寄贈できることになったことと、できれば寄贈する本を寄贈してほしい、という厚かましいお願いをツイッターで行いました。
ありがたいことに、すぐに反応してくれたのが甲野先生。そしてさらにありがたいことに、3人の方から「革命のファンファーレ」をご寄贈いただきました。

甲野先生も当日参加していただけることを中村先生に伝えると、冒頭にあげた形での特別授業としての枠をいただきました。本当に中村先生には感謝しております。

さて、当日の話の内容ですが、大きく分けて3部構成で考えました。
今から思うと盛り込みすぎです。(笑)

①クラウドファンディングを行った経緯と、体験して分かったこと
②SNSの活用と、ネットとリアルをつなぐコミュニティづくり
③コミュニティをつくる目的と、「価値」主義転換への対応

①はクラウドファンディングを行った時のページを見ていただければ、と思います。プロジェクトの目的だけでなく、活動の経緯もできるだけそのまま書いています。
 

実際に体験して分かったことの中で、一番大きな気づきは、クラウドファンディングはお金を集めるだけでなく、ビジョンや目標に共感できる仲間をつくる装置だということです。

想定をはるかに上回る形で、今回のクラウドファンディングに多くの鍼灸関係の先生方から支援を頂きました。とかくバラバラだと定評のある鍼灸業界ですが、こうした試みに賛同してくださる鍼灸師の先生方がいるということを知ることができたのは最大の収穫でした。
そして、クラウドファンディングが終わった後も、その流れは続いていきます。
その点については話したのが②の部分です。

ここも、大まかな流れはこちらのブログにまとめてありますが、この内容を軸にお話しさせていただきました。

いろいろ転がっていく中で、SNSの場で鍼灸自体をもっとアピールしたいという思いと、鍼灸師同士がSNSでつながっていくのはいいけれども、その先どうするの?何のためにつながるの?ということを考えるようになりました。

鍼灸・東洋医学というコンテンツをもっと掘り起こして、SNSで発信し、鍼灸自体の存在感を高めたい、というのがやりたいことのひとつ。
ただ、個別の発信では限度があるので、賛同してくれる人を集め、コミュニティを形成する必要があります。

そこで念頭にあったのが、一介の医師でありながら、「湿潤療法」と「糖質制限」を社会に定着させた夏井睦先生です。
夏井先生の戦略はとても参考になると思い、紹介させていただきました。
よくある話ですが、集団の構成員10名の比率を

a 新しいもの、面白いもの好き 2名
b 多数派にいると安心 6名
c 変化が嫌い 2名

と仮定して、新しいパラダイムを、実績とデータで、「a」の層に対して、ネットを通じて徹底的にアピールします。
各コミュニティ内では、「a」の人は少数派ですが、ネット上でそうした人たちを掘り起こし、連携することで「多数派」にみえるように注力します。
その間、「c」からの批判にさらされますが、論理的に論破を続け、「b」が新しいパラダイムを「多数派」として受け入れれば社会に定着します。

この戦略は業界内をまとめていく上でも、社会に鍼灸や東洋医学を普及していく上でも使えるのではないか、という話をしました。
そのためには、「a」の鍼灸師同士が連携する必要がある、ということも。

最後に③の話ですが、ここは私自身もまだまだ勉強中の身なので概要だけ触れました。
SNSで「承認欲求」や「インスタ映え」という言葉が飛び交うように、私たちの「価値」が大きく変化してきていると感じています。

「楽しい」「面白い」コトやヒトにお金や人が集まる。ビットコインやVALU、タイムバンク、レターポットといった新しい試みが次々と出てくる。貨幣を中心とした、「交換価値」優位の社会から、個人的な満足感や面白さなどの「内面的価値」が優位になりつつある。
そうした変化は、むしろ鍼灸にとっては好ましい変化ではないか、というお話をさせていただきました。

最後に、社会にムーブメントを起こしていくためには、最初に裸踊りを始める人ももちろん大切だけど、そこに続いていく人(フォロワー)がもっと大切、という話をしました。

馬鹿丸出しの裸踊りでも、いっしょに踊る人が増えて、しかもそれが楽しそうであれば、踊る人が徐々に増えていく。そして踊る人が多数派にみえるようになると、今度は踊らなければ損、という状態になり、踊りはいっきに拡散する。そこを目指しませんか、という呼びかけをして話を終えました。

改めて振り返ってみると、なんと評価したらよいのかわからない内容ですが、このまとめ自体も一つの試行錯誤としてトライさせていただきました。
長文、お読みいただきありがとうございました。

 

現代の鍼灸師に必要なことは、学校では教わらないこともたくさんある。そして、保守的な業界だけに、時代の流れにうまく乗れないところもある。各学校や先生方が意識的に取り組むと同時に、学生さんや現役鍼灸師も、日々社会の動きにアンテナを張り、情報を得る中で、自分自身のスタイルを見つけて欲しい。業界で起きている一連の『革命のファンファーレ』のアクションや連鎖から学ぶことは多い。時代の変化が激しい現代社会だからこそ、人間の本質という不変のものを追いながらも、日々変化に柔軟に対応した生き方をしていきたい。