訪問はりきゅう上達ラボ、鍼灸師のオカノです。
鍼灸師の、といいつつ、あん摩マッサージ指圧師でもある私、オカノ
厚生労働省より療養費についての新しい告示があったので、療養費で治療を行う鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師さんは、必ず確認してくださいね。… https://t.co/nDHVv2okDX
— Mr.ハリック@HARIQLABO (@hariqlabo) June 28, 2017
平成29年6月26日に厚生労働省からの発表を受けて
「施術継続理由・状態記入書」の話題も増えてきました。
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前回は、「はりきゅう」の施術継続理由・状態記入書を書いてみたので
今回は、「マッサージ」の施術継続理由・状態記入書を書いてみました。
▼そして、(症状、経過及び初療の日から1年以上経過して、月16回以上の施術が必要な理由)を記入
▼今回作成したもの
傷病名:腰部脊柱管狭窄症症状:筋麻痺種類:マッサージ部位:1〜5発症年月日:不詳施術回数:16回
患者の状態の評価基本動作寝返り:1.自立起き上がり:2.一部介助座位:1.自立立ち上がり:2.一部介助立位:2.一部介助
(症状、経過及び、初療の日から1年以上経過して、月16回以上の施術が必要な理由)既往歴により、腰部および周囲部位の筋麻痺が認められ、運動機能の低下の原因となっている。運動動作は一部介助があればおおよそ実施できるものの、上肢、下肢、躯幹の機能低下は明らかで、マッサージ施術により、これらの部位を活性化させ、機能向上を図る必要がある。その為には、継続的かつ、適正回数(該当回数)による施術を要する。
様々なご意見はあると思いますが、今回のものをこのまま提出するというわけではなく、先ずは書いてみたという感じで見ていただければと思います。
先生方が担当されている、個々の患者様の状況を確認して
一度書いてみると良いかと思います。
振り返りにもなりますので、是非取り組んで見てください。
なお、作成に迷っている先生も多い様なので
作成時のアドバイスをいくつかあげてみます。
【症状、経過及び初療の日から1年以上経過して、月16回以上の施術が必要な理由】
の文章を作成する際のアドバイス
・現在、どの部位に、どのような症状(筋麻痺・関節拘縮等)があるのか。
・日常生活動作、身体機能がどのような状況であるのか。
・施術を行うことで、どのような効果がみられるのか。
・施術の目的と、施術を継続している理由。
などを考慮して作成されるのが良いかとおもう。
また注意点として
・筋麻痺、関節拘縮、その他症状など、同意書に記載された症状を記載
・保険適用外の傷病名についての記載をしない。
・患者様の疾患既往以外の、施術者が独自で判断した傷病名を使用しない。
・患者様の求めがあって施術を行なっていること。
・患者様の状態が、施術回数が適正である内容になっていることを記載
・患者様の状態が、継続した施術を必要としていること記載
・施術の目的を記載
・症状に対して有効な施術を行なっていることを記載
などに注意していただけたらと思います。
いずれにしても「療養費の請求」を「保険者」に行う際に添付する書類であることに十分に配慮することが必要になります。
また「治療」という表現より「施術」という表現を用いるのが望ましいかもしれません。
今回が、初めての提出となるので
不安を覚える先生もいらしゃると思うが
患者様の状態と、治療が必要な理由を
素直に記載いただくと良いかと思います。