【健康保険を使う上で必須】はりきゅうの同意書を取得しよう‼︎

どうも、Mr.ハリックです。

訪問はりきゅう治療を受ける多くの患者様が健康保険の療養費を使って治療を受けている

健康保険法の中の療養費支給要件に

「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の治療を、医師の同意書取得の上で受けた時」

という一文があり、健康保険(療養費)を使うためには、医師の「同意書」が必要になる。

▼こう言うヤツです


image

はりきゅうの治療を健康保険(療養費)を使って行う場合

その治療はかなり限定的だと言える。

健康保険(療養費)の支給対象となるのは

「医師による適当な手段のない慢性病であって、はりまたはきゅうの施術につき、保険医の同意を得た、次の疾患に限るものとなっている。

・神経痛

・頸腕症候群

・リウマチ

・五十肩

・腰痛症

・頚椎捻挫後遺症

※関節症

・その他(      )

▼厚生労働省の資料による、各資格の適応認識の違い


fullsizeoutput_2ab7

引用参照:02-01 あ-2 あはき療養費の現状と課題 – 厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000118215.pdf

建前上は、慢性病で医師による適当な手段のない場合ではりきゅうの治療効果が期待できるものについては、健康保険(療養費)の利用が認められている。

私たち鍼灸師の力を最大限に発揮できる分野でもある。

なんでも来い!という先生も多いはず。

よし、じゃあ、これは効果が期待できそうだから

健康保険(療養費)を使って治療をしよう!

・・・とおもっても、実際にはそうもいかない。

同意書を取得しても、1〜6の疾患と、関節症に対しては

はりきゅうの効果を認められ、健康保険(療養費)が支給されることがあるが

その他(        )のみだと、不支給になるケースが多い。

医師が、同意書に記入していても、だ。

おそらく、保険者において、その疾患に対して効果が期待できるかどうか判断できないといった理由もあるのだと思う。

もし、ドクターが同意書の、その他(     )のみに記載があった場合は

保険者に電話連絡し、担当の方にその旨相談して、支給されるか確認をする必要がある。

・同意書の取得方法

取得方法1

同意書は、基本的には患者様がドクターに依頼し、ご自身のお身体の状態を説明し、はり及びきゅう療養費用の同意書(以下、同意書)にご記入をいただき、署名捺印の上発行して頂く。

事前にお身体の状態を確認できたり、患者様の状態がわかっていれば

患者様がドクターに同意書を依頼する際に、「依頼状」というものも一緒に持参いただくと良い。

この依頼状は、私たちが書いて、ドクターに情報提供をするもの。

ドクターも、患者様も、同意書についてはどうしていいかわからない。という方も多い。

だからこそ、文章があると、先方もわかりやすく、患者様も依頼しやすくなるという訳。

と、ここでワンポイント!

ドクターからしたら、診察時にいきなり「先生!同意書書いて!」と言われても困ってしまうもの。この時に、もしドクターがこの同意書記入を断ったら、この先生を信頼していた患者様は大ショックを受ける。この問題、結構シビアにとらえた方が良い。ドクターと患者様の信頼関係が、同意書一枚で崩れてしまえば、我々への信頼など、なくなるに等しい。もしくはマイナスイメージだ。

そこで、事前に医院様に連絡をするなどして、「〇〇様からはりきゅう治療のご希望がありまして、はりきゅう施術の同意書を先生にご記入頂きたいのですが、△月△日の診察時に〇〇様がご持参なさると思いますので、宜しくお願いします。」とお伝えしてみよう。

ここで「うちでは同意書はかけません」という反応があれば、依頼先を変更することも検討しよう。

また「同意書はこの手順で申請してください」とか「〇日(〇週間)かかります」という様な指示がある場合があるので、その際は医院様のオペレーションに従って申請できるように、患者様にもお伝えし、準備しよう。

取得方法2
患者様が寝たきりや、歩行困難で、自由に通院できないケースが多々ある。もともと通院が困難であるために私たちにご依頼くださっているので、こういうケースは多々ある。では、どうしたら良いのか。医院様によっては、代理依頼を認めて下さるところがある。代理=患者様に代わって誰か他の人が同意書を依頼し、取得するケースだ。この場合、代理がいくつかある。大きく、ご家族様、ヘルパーさんやケアマネージャー様など介護スタッフ、そして私たち施術者である。

この場合も、医院様によっては「委任状」の持参を求めるケースがあるので、事前に電話連絡で確認して、先方のオペレーションに従ってほしい。

取得方法3
郵送するケース。これは過去の訪問はりきゅう上達ラボ記事を参照いただきたい。

以上のケース何においても

・事前連絡
・先方のオペレーションに従う
・情報提供を行う

といったことがポイントになってくる。

注意点

注意点として、情報提供の際に「診断名」を書いてしまうと、気分を害されるドクターもいるので、注意しよう。心がけるのは、今ある「症状」をお伝えして、はりきゅう治療ので効果が期待できる旨をお伝えしよう。


はりきゅうの同意書申請、取得の際に、最も注意しなくてはならない点がある。

「併給」といわれるが、この併給になると、健康保険(療養費)が認められないので、かなりの注意を払わなくてはいけない。

何かと言うと

・同傷病名で他の医療との併用は認められない(医療機関での投薬期間も含まれる。)
・同部位、同症候にマッサージと変形徒手矯正術との併用は認められない。

ということなのだ。

つまり、医師による適当な治療手段がないものに対して、健康保険(療養費)が支給されるので

医師が治療してたら、それ医師に任せてよね。って話になってしまう訳です。

なので、患者様の医院への「通院履歴や、通院先、通院理由などを確認」しておく必要があるし

「お薬手帳を確認」して、痛み止めや、湿布が、患者様が訴えてい箇所に処方されていないか確認する必要がある。

併給が後々発覚すると、保険者は「支給しません」「支給した分を返却してください」となるので、注意して欲しい。

同意書の期限

同意書の期限は3ヶ月となっている。3ヶ月を過ぎて継続する場合は、再度、ドクターに同意をもらう必要がある。この3ヶ月の定義がややわかりにくくなっているが、説明しよう。

初療の日(鍼灸師が初めて治療する日)が15日以前であれば、その月を含む3ヶ月となる。

つまり、6月15日以前だと、6月 / 7月 / 8月となり、8月末日が同意書の有効期限となる。

では16日以降だとどうなるのかと言うと、その月を含まないで3ヶ月、となる。

6月16日以降であれば、6月は含まず / 7月 / 8月 / 9月 /となり、9月末日が同意書の期限となる。

3ヶ月目以降は、改めて同意をいただくわけだが

その際は、ドクターが同意した日が15日以前であればその月を含む3ヶ月。

16日を過ぎれば、その月を含まないで3ヶ月となる。

オッケーでしょうか?

国の制度を使っている以上、制度に準じて取り扱わなくてはいけないので

煩わしいところもあるかもしれないが、確実に押さえておいてほしい。

改めて、同意書がないと、健康保険(療養費)を使った治療ができない

と言うことを強くお伝えしておく!

▼同意書テンプレート


fullsizeoutput_2ab4

 

▼依頼状テンプレート


fullsizeoutput_2ab6

 

「訪問」で治療院を開業したい先生へ

開業したけどうまくいかない先生へ