【訪問現場レポ】治療以外の要素がものすごく大事!! 訪問治療を行う鍼灸師は『こんにちは』も意識的に行なっている!

どうも、Mr.ハリックです。

訪問治療を行なったことのない先生からは『現場がイメージできない』というお声も少なくない。もちろんながら、学生さんはもっとイメージが湧かないかもしれない。今回は鍼灸師の先生に同行したので、その様子を解説を加えながらレポートする。

訪問治療は、寝たきりや歩行困難などによって、治療が必要であるが通院ができない患者様の元へ鍼灸師(マッサージ師)がお伺いして、治療を行う。なので、一番最初の行程は・・・『患者様宅のドアを開ける』なのである。

「こんにちは〜!」
まずは元気よくご挨拶。ここでのポイントは、患者様がご自宅のどの位置にいらっしゃるのか、ご家族様はどこで過ごされているか、訪問時に『来ましたよ!』の合図を誰に向けて行うのかなどを考えること。ただただ『コンニチハ』ではダメなのだ。そこには意図と想いがなければならない。

「は〜〜い。どうぞ〜。」
奥からお出迎えのお返事。寝たきりの患者様のお声である。挨拶が患者様に届き、鍼灸師が治療に来たことを認識する。この最初のやりとりは、非常に重要である。ほとんどの方が無言で入ってきたら、良い気分ではないだろう。無言でお邪魔するのは、ご家族様からみたら、不審きわまりない。といったところで、一番最初の行程である『ドアを開ける』にも一工夫が必要となる。

今回は、日中独居の患者様宅への訪問。患者様も、鍼灸師の訪問を毎回楽しみにされているご様子。

「調子はどうですか?」鍼灸師の問いかけに
「あなたが一番よくわかるでしょ?」とにこやかな顔で返答が返ってきた。

この返答の時は、調子が良いい証拠だそう。

今回の患者様情報
患者様の症状は頸腕症候群腰痛症。下肢筋力は非常に弱っており、自力で立位保持不可 。接触鍼とお灸を使い、症状の部位を治療しながらも全身的に状態の確認。下肢はマッサージストレッチなど実施。 

「下肢の冷えは毎回、結構気にしてます。」とのこと。
機能低下があるので、血行が悪くなると、強い冷えがでるんだとか。

「はい、終わりました〜」←終了の合図はものすっごい大事(これはまた次回)

終始、患者様と笑顔でお話しされていた。施術後はドクターや、訪問看護、ヘルパーさんなど、訪問された方が、様子を記載するノートに今日の患者様のご様子を記載。こういった情報共有ノートがあると、患者様に携わっていてる方がどういったことを行い、その時にどういうご様子だったのかがよく分かる。自分が携わらない時間の様子も把握しておくことも、訪問治療や介護現場では重要なことだ。

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「それでは失礼します。」
退室の時のご挨拶も重要な要素である。

患者様宅を出て次の患者様宅へ・・・

といった流れで訪問治療は進んで行く。

訪問のときに気をつけていることは何か聞いてみた。

「そうですね。患者様の表情とか、その日の気分とか、気をつけてます。」
「日中独居の方だと、室温や、水分補給の様子なども気にしています。」
「次にヘルパーさんが来るのが何時か、とかそういったことも把握しておく必要もありますよね。」
「異常があれば、娘様に電話やメール連絡を入れる様に決めています。」

【現場で活かす】訪問治療を上手に行う3つのポイント【意識することが大事】

患者様にとって、鍼灸師が携わっている時間は1日のうちのほんの少しの時間になる。そのほかの時間を快適に過ごしていただく為に、また治療効果向上や、介護サービスとの連携、そしてなによりご家族様との信頼関係とコミュニケーションが大事になってくる。

挨拶はもちろんだが、連絡や申し送りなど、治療以外の点も、店舗型治療院にはない要素かもしれない。また養成校でも、こう言ったところを是非伝えて欲しいと思う。

では!
       

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