【鍼灸学生さん向け】想いを具体化して、考えるということ。

岡野浩人です。

今日の記事は、鍼灸学校の学生さんに読んでもらえたら嬉しいなーと思って書きました。鍼灸学生さんが想いを具体化して考える事が出来るような記事になればいいなと思って、このテーマで切り込んでみたいと思います。

シンプルに言えば『卒後のことを具体化する』ということです。

いうのは簡単ですが、なかなかできることではないと思います。

ちょっと私の話を。

私が本科(はり、きゅう、あん摩マッサージ指圧)に入学したのは日韓W杯で盛り上がる2002年。専科(はり、きゅう)も含め、この頃の鍼灸学生の卒後の夢や目標はある程度明確に絞られていたように思います。

・柔道整復師も取得し、鍼灸整骨院を開業する。

・鍼灸院を開業する。

・トレーナーとして活躍する。

だいたいこの3つが主流でした。入学時はトレーナーを目指していた私ですが、結果的に目指したモデルケースは『柔道整復師を取得して鍼灸整骨院を開業する』というものでした。

本科卒業後に柔道整復師の資格を取得し、整骨院に勤務。分院長も経験してきました。先輩たちが歩んできたモデルケースであれば、このまま整骨院での経験を経て、30歳くらいで鍼灸整骨院を開業して…というのが漠然とした目標でした。そこのキャリア形成や、プランニングなどなく、なんとなく先輩に言われるままにやっていれば、先輩と同じようにできるだろうという安易なものだったかもしれません。

私のなかで鍼灸治療は柔整の『補助』としての意味合いが強く、実は、東洋医学的な診方などしていませんでした。これは…自分が見えている世界を否定されたことで蓋をしてしまったという側面が強いのですが、その話はまた別の機会に。

そんなこんなで2010年頃になり、柔道整復師の在り方、労働環境、療養費の取り扱い、自分の人生を考えた時に、先輩たちが歩んできた鍼灸整骨院というモデルケースに疑問を感じるようになりました。

「このままやっていても大丈夫…ではないよな。」

そんな思いが頭をよぎるようになり、今後の生き方を考えるようになり、様々な模索をする中で、柔道整復師だけでなく、鍼灸師やマッサージ師としても活路があることが見えてきました。

この頃には「美容鍼灸」「訪問マッサージ」「リラクゼーション」・・・など、鍼灸やマッサージのビジネスモデルが確立され始めていました。

ここで私が考えた視点は『国家資格者は年々増え続けている』というところでした。仕事として患者様に施術をする鍼灸師が増えるのであれば、いままでの自分の経験が役立てるのは、患者様ではなく、国家資格者なのではないか・・・と。

そこで国家資格者のキャリアとしての、一大決心をします。

『訪問鍼灸マッサージ治療院』への転職です。しかも、上記の視点を面接時に伝えています。ここから、ビジネスマンとしての側面を持って仕事に打ち込むことになります。現場での治療を行いながら、治療院に在籍している先生、これから入社してくる先生に、どう活躍してもらうか。

『治療家の活躍できる環境を作る』

この目標へのチャレンジです。

これは入社以来ずっと言い続けていることです。

弊社のホームページにも掲載されています。

訪問マッサージこころ治療院ホームページ

この目標が私がいまも現職場にサラリーマンとして在籍している理由です。個人で治療院を立ち上げ、この目標に取り組むのと、企業として取り組むのでは、スピードも規模も大きく変わります。

現在の仕事としては

・患者様への訪問治療

・ご利用者様、関係者様への告知営業活動

・直営治療院マネジメント

・全国の施術者さんのサポート

・グループ治療院パートナーの募集

・グループ治療院の立ち上げ

・グループ治療院現地サポート

・パートナー様・施術者さんへの研修

・施術者向けの勉強会

・勉強会のZOOM配信

・全国のパートナー治療院が集まるオンラインミーティングの開催

・養成学校の説明会等の参加

・求人活動

などが挙げられます。

臨床現場を離れている時間もあるわけですが、そこは施術者のみなさんが、しっかりと患者様と向き合い、日々活躍しているからこそ成り立っていますし、そうした施術者さんが生きがいややり甲斐をもって働ける環境を作り、増やしていくことが私の仕事でもあります。

いまの学生さんは情報も多く、そしてモデルケースも多く、可能性も無限大に広がる中で、逆にどうしていいかわからなくなっている様にも感じます。

ただし、自分の想いを持っている学生さんは多い様に感じます。

だからこそ、その想いをどういう風に形にしていくのかを考えてみるといいと思います。その時に、国家資格や学んだこと、そして自身の経験を「どう生かすか」とう視点を持って欲しいと思っています。

自分の想いを叶えるために、どういうキャリアを歩むのか、また自分の人生の中で、それぞれのライフステージに合わせた働きができるのかを、具体的に考えて欲しいと思います。もっというと、治療家という側面…国家資格者であるというだけが、あなたの人生ではないとおもいますので、どうすれば自分の人生が豊かになるのか、具体的に何を望んでいるのかを明確にしてみるといいと思います。

変化の激しい世の中で、数年先の状況も大きく変わることがあるかもしれません。でも、自分の想いと、その芯を持っていれば、柔軟に乗り越えることができるはずです。

私がお勧めする具体化の方法は、『紙に書く』ことです。

まずは3年後の未来から見てみましょう。3年後、あなたはどんな表情をしていますか?笑っていますか?泣いていますか?…やっぱり笑っていたいですよね。

3年後に自分が一番満たされている状態をイメージして・・・

 

現在から半年ごとに

・こういう風になっていたい

・そのためには何をしなければいけないか

・具体的なタスク3つ

 

を書き出してみてください。

これは、あくまでも現時点での自分の想いです。これを3回すると、取捨選別されて本当にやりたかったことが見えてきます。

そしてさらに

・施術者のキャリアとしてのもの

・個人の人生としてのもの

両方を作ってみるといいです。作ってみるとわかるのですが、この両方を見比べると、矛盾しているものがあったり、これは無理だな…というものがあったりして、自分の頭の中が明確に整理させる様になってきます。

こうして、できること、できないことがハッキリすることで、自分が目指す先が変わることも考えられます。自分が優先したいことがあれば、中には捨てる必要のあることもあるかもしれません。

こうした作業を学生のうちにやっていくことで、将来の自分が見えてきますし、今やらなくてはいけないことが明確にもなりますので、動きやすくなり、また発信もしやすくなるのではないでしょうか。

はり師・きゅう師のキャリアは多様化していますので、様々なキャリアを持つ先生たちの話を聞いてみるといいと思っています。一人で抱え込まず、SNSでも、積極的に鍼灸師の先輩たちに絡んでみるといいと思います。

と固いことを言ってきましたが

結論は、鍼灸師になったら

鍼灸師であることを楽しみましょう!

 

ご案内

9月に名古屋で鍼灸学生のキャリア発見イベント『Acu×Cross』 が開催さて、私も登壇します。

【鍼灸学生さん向け】キャリアイベント「Acu×Cross」を開催します【9月29日(日)】

こうした機会に、現在の鍼灸師の選択しうるモデルケースを感じてもらうとともに、これから先の未来を一緒に切り開くキッカケになったらいいなと思っています。

将来に迷っている鍼灸学生さん、悩んでいる鍼灸学生さん、これからのキャリアやライフステージを考えている鍼灸学生さんは、是非ご参加ください。

 

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